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新医協では子宮頸がんワクチン問題の科学的解明をめざして、2018年7月よりHPVワクチン検討会を17回にわたって開催してきました。
被害者の症状に学び、国内外の文献を科学的・客観的に検討してきた成果を集大成した「医学評論」特集号ができました。
ワクチンの必須条件とは何か、本ワクチンの副反応がどうして起こるのか、その症状はどんなものか、有効としている原著論文を読み込むと何が見えてくるかを、新医協の総力をあげてまとめました。
この医学評論特集号が、子宮頸がんワクチンを科学的に理解し、そのリスクや限界についても考えていただく一助になることを願っています。
1. 巻頭言
👤今田隆一(新医協会長)
2. HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)のリスクと人権 改めて問われる公衆衛生の視点
👤岩倉政城(尚絅学院大学名誉教授 新医協顧問)
3. 「ワクチンと伝染病」(新医協出版)から学ぶー国民の立場に立った誠実な安全性の追及
👤宮地典子(薬剤師 新医協副会長)
4. 名古屋市「子宮頸がん予防接種調査」自由記載質問2のテキストマイニングによる分析
👤荒尾貞一(北里大学獣医学部教職課程准教授)
5. HPVワクチンをめぐり、現在考えていること
👤細山公子(千葉市 稲毛診療所 小児科医師)
6. ワクチン成分から見たHPVワクチンの特異性 多量アジュバントと注射法
👤高田満雄(協立医師協同組合 薬剤師)
7. HPVワクチンによる浸潤性子宮頸がんの抑制効果を謳ったフィンランドの文献を批判する
👤大久保節士郎(立川相互病院付属子ども診療所 所長)
8. 子宮頸がんワクチンの接種に関わる皆さんへ
・ワクチン接種がHPV関連浸潤がんを予防するとした、いわゆるフィンランド「論文」 著者への公開質問状と経過に関する報告
・「ワクチン接種はHPV関連浸潤がんを予防する」(2018)に関する質問書(英語版)
9. 4価HPVワクチンによる浸潤子宮頸がん発症予防効果に関するスウェーデン発の論文を読んで
👤今田隆一(新医協会長 日本脳神経外科学会認定専門医)
10. HPVワクチンの子宮頸がん抑制を述べたスウェーデン調査と日本での引用についての検討 ~対象年齢の相違と検診経験の影響は無視できるか~
👤隈本邦彦(江戸川大学メディアコミュニケーション学部 マス・コミュニケーション学科教授)
11. 2017年にHPVワクチン接種した娘の副作用発症から今日まで 「これだけは知っていて欲しい」悲劇を繰り返さないで
👤静岡県在住 HPVワクチン副反応被害者の母S
12. 被害者、被害者家族と医師らとの一問一答
13. 子宮頸がん予防・早期発見の決め手、子宮頸がん検診ーわが国の課題を探る
👤宮地典子(薬剤師)
14. 初経が来たら主治医を持とう ~早期子宮頸がん検診受診の実現に向けて~
👤白澤章子(川中島の保健室 主宰 養護教諭)
15. 新医協HPVワクチン検討会のあゆみ
・医療に於ける民主主義の実現 ワクチンを今日の人権意識でとらえる
・HPVワクチンの効果と副反応を巡って(第1回HPVワクチン検討会報告)
・第2回HPVワクチン検討会報告
・百日咳ワクチンの歴史と、一人の百日咳ワクチン接種後後遺症の症例
・第7回HPVワクチン検討会に参加して
・第13回HPVワクチン検討会報告
16. HPVワクチン評価の主要論点
17. 【要望書】新たな副反応被害の発生につながる9価子宮頸がんワクチン「シルガード9」のWeb会議・持ち回り審議の中止を求める
ー今すべきは2価および4価子宮頸がんワクチンによる副反応の原因究明徹底ー
発行:2021年11月
サイズ:B5 100ページ